
ABOUT
私たちについて
想いやりで
世界を繋げます
私たちが日常的に使用する
身の回りのさまざまな「モノ」。
それらは、
単なる物質的なモノに過ぎないかもしれない。
しかし、その背後には必ず生産者や作り手が存在する。
だが、私たちの着ている服・身につけているアクセサリー・使っているブックカバー、
そんな身の回りにある一つ一つの「モノ」は、
一体誰の手によって、どのような材料で、どのような手法で、どのような想いで作られているのだろうか。
私たちSTORYは、
まだまだ見えていないけれど「確かに存在する」モノの背後にある人々の想いや繋がりを使い手に届ける橋渡しをしていきたい。
モノの生産Storyが見える・伝わる・知りたくなる、
そんな消費の仕組みを通して、「想いやりで世界を繋げます。」









MISION
想いやりで世界を繋げます
VISION
モノが生まれる背景を共有し合い、
一つ一つの生産・加工・消費を大切にすることが当たり前の社会に

ハンドメイド商品の出品・購入を行う
プラットフォームの構築を通して
3つの社会課題に取り組みます
1.大量生産・大量消費の抑制
2013年4月24日、バングラデシュのラナ・プラザが崩壊し、1134人が命を落とし、2500人以上が負傷しました。この悲劇の背景には、従業員たちが事前にビルの壁や柱にひび割れがあることを報告していたにもかかわらず、ビルのオーナーが「問題ない」と主張した事実があります。さらに、マネージャーらは従業員に対し「仕事に戻らなければ解雇する可能性がある」と脅し、危険な環境での労働を強制しました。そして、その翌日にビルは崩壊したのです。
私たちが簡単に大量のモノを手に入れられるこの世の中には、必ず理由があります。しかし、その背後にあるstoryを見ようとせず、欲しいものが欲しいだけ手に入るのが当たり前という風潮が広がっています。

↑バングラデシュの首都ダッカから約20kmのシャバールで起きた崩落事故
2.価格にとらわれた市場からの脱却
現代の日本では、一定の生活環境を整えることはそれほど難しくありません。日用品や家電、電子機器、消耗品など、消費者のこだわりを満たす商品が手頃な価格で豊富に揃っています。
そのため、消費者が「物理的に満たされたい」という欲求を感じることは少なくなっています。
この背景には、「コモディティ化」という現象が影響しています。コモディティ化とは、商品やサービスが一般化し、独自性を失ってしまうことを指します。発売当初は目新しかった商品やサービスも、類似品が次々と市場に登場することで、機能や内容の違いがあまり感じられなくなり、やがて価格だけが目に見える違いとして際立つ状況に陥ります。その結果、価格にとらわれた市場が形成されているのではないでしょうか。
購買の判断基準の大部分を価格が占める現在、大量の商品が市場に溢れる中で、消費者は商品ひとつひとつに「個性」や「特別感」を求める傾向がますます強まっているのです。

3.手織り布産業の伝統存続
昨夏、私たちが訪問したラオスでは、手織り布産業が盛んで、長い歴史の中で人々の生活と文化に深く根付いてきました。
手織り布はすべて自然由来の原料を使い、糸を紡ぎ、布を織るすべての工程が手作業で行われます。この伝統的な製法でしか生み出せない独特の発色や手触り、テキスタイルは、ラオスの貴重な文化的財産です。
しかし、この美しい手織り布を安定的に販売するための販路が十分に確保されていないという課題があります。特に、ラオスが内陸国であることから物流に難があることが大きな要因の一つです。そのため、職人たちは手織り布の仕事だけで生計を立てることが難しく、農業などの副業を行いながら生活を支えています。
このような状況では、伝統的な布のテキスタイルや生産システムを次世代に引き継いでいくことが難しくなり、存続が危ぶまれています。
この危機はラオス以外の国の伝統産業にも共通しているはずです。



創業の想い
一人の生産者さん且つ一時的なご支援だけではなく、
このノウハウを生かしてより多くの方へ継続的な支援を
私たちSTORYは、
特定非営利活動法人国際協力NGO「風の会」の第26代メンバーで構成されています。
「風の会」とは、早稲田大学の学生を中心に、「全ての子どもたちが未来への希望を持てる社会」をビジョンに掲げ、カンボジアやラオスの子どもたちへの教育支援を行っている学生団体です。
現STORYメンバーの多数が、
これまでラオスの布生産者さんへのご支援や日本でのラオスの布の普及活動につながるプロジェクトを特定非営利活動法人国際協力NGO風の会にて実施していました。
具体的には、3年前に、ラオスの布織物を使用して、日本のクリエイターさんが商品を制作し出品するHANDICRAFT CONTESTを開催しました。
北千住のマルイやオンライン上にて、
コンテストに出品していただいた商品を販売し、
その収益をラオスの布織物生産者さんへ還元するという活動です。
この団体では3年生で引退を迎えるため、
上記プロジェクトに関わったメンバーは団体を引退。
しかし、一人の生産者さん且つ一時的なご支援だけではなく、
このノウハウを生かしてより多くの方へ継続的な支援をしていくことが大切なのではないかという思いがあります。
大学4年生の今、学生最後の年にこの思いを実現するべく、
一度は引退した私たちは再度集まり、
そして新たなメンバーも加わりSTORYという名前で再発進しています。
その経緯から、ラオスの布を出発地点とさせていただいております。